秋の日本酒といえば、ひやおろしと山廃・生酛でしょう!

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本来、日本酒は絞られてすぐではなく、夏を超え秋を迎えるころに熟成して味がのると言われてきました。

例えば、造り酒屋の吊るされる杉玉(酒林)は、新酒が絞れたお知らせであるとともに、秋口になって茶色くなったころ「酒が飲みごろになってきた」ことを示すサインでもあります。

秋のお酒は美味しいものですが、その中でも特におすすめしたい「ひやおろし」と「山廃・生酛」について書きたいと思います。

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秋の酒といえば「ひやおろし」

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夏を越して気温が少し下がってきたころに様々な酒蔵から発売される「ひやおろし」。通常、貯蔵前と瓶詰め時の2回、”火入れ”という加熱処理を行う日本酒ですが、瓶詰めの時は火入れを行わない酒です。

新酒の粗さ、硬さが取れてなめらかで旨みがたっぷりの味を楽しめます。火入れの回数が少ないので、お酒を飲みなれない方でも飲みやすいお酒です。

ひやおろしは、冷蔵庫に入っていると思いますが、飲む2、3時間前に出して、常温に近い温度で飲むのをおすすめしたいところです。

ちなみに「ひやおろし」は、秋にしか飲めません。もしお店で購入したら、なるべく早く飲むのがおすすめです。

なぜかというとそれは、瓶詰の時に火入れをしていないため、未開封、冷蔵庫保管でも風味が大きく変わってしまう可能性が高いのです。そのため、ひやおろしを購入する際は、ぜひとも製造年月日の確認をおすすめします。

山廃・生酛は秋に真価を発揮

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山廃、生酛のお酒もぜひとも秋に試していただきたいお酒です。

伝統的な酒母で造るこれらのお酒は、普通はあまり新酒で出ることはありません。なぜかというと、新酒の時点では、独特の風味と新酒の硬さのバランスがあまり良いとは言えないからです。

しかし、夏を超えて熟成が進むと、その旨さが花開きます。

山廃、生酛は、芳醇で濃厚。それを存分に楽しむには、やはり常温がお勧めです。

すっきりとした細い酒に慣れた方には、苦手と感じる人もいるようですが、かの農口尚彦杜氏は

「すっきりとした酒じゃないと売れないなんていう人がいるけど、女の子が山廃の酒を旨そうに飲んでくれる」と仰っていました。

秋に味わう山廃、生酛は絶品です、まだ試したことのない方はぜひお試しください。

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