スペイン、Rioja地方の赤ワインです。Montecillo Rioja Crianza 2014をレビューします。
さわやかな酸味があるけど、それが特別邪魔にならない、バランスの良い赤ワインです。軽い飲み口で飲みやすく、ワイン初級者や女性にもピッタリでしょう。飲みやすいので、ぐいぐい飲み過ぎないように注意が必要かも。
フルーティでありながら、渋みとほのかな甘みがあり、飲んだ後の余韻も心地よいです。次に見つけたらぜひ、また購入したい逸品。
Rioja地方は、スペインの中でもワイン醸造地として有名な地域です。このエリアでひときわ重要となるブドウ品種が、テンプラニーリョとガルナッチャ(グルナーシュ)。
クリアンサ(Crianza)とは、スペインのワイン法の一つです。330リットル以内のオーク樽で熟成させたワイン認めらる「熟成表記」の一種です。つまりこのワインは最低6か月オーク樽で熟成されているという意味になり、その後少なくとも18か月以上熟成されなくてはいけません。
スペインのワイン熟成既定の中では、最も熟成期間が若いもので、ワインの中でも「若い」ボトルだということになります。熟成期間が比較的短いため、軽めの味を持つのが特徴で、スペインのRioja地方は酸味の強いワイン作りで知られているようです。
そのため、このワインも酸味が比較的強いと感じる人が多いと思いますが、その他に複雑なフレーバーが交錯するので、バランスの良い飲みやすいワインに仕上がっています。世界のワインとして、スペインはどちらかというと評価があまり高くないので、この品質のものがお手頃価格で飲めるのはうれしいところです！
さっぱりしているので、暑い夏の日の午後にもおすすめなワイン。牛肉、子羊、魚介類、パスタ、スパイシーな料理や軽めのチーズにも合います。